「おすいってなに?」「水はどこからきているの?」 “水のながれ”について考えてみよう!
ある日のこと。ウィザーが、オハナヒメの馬をつれて さんぽをしています。
ふとじめんを見ると、『汚水(おすい)』 と書かれたマンホールが。
「なんだろう、これ。たしかマンホールの下って、お水が ながれているんじゃなかったっけ……?」
気になったウィザーは、タンピーとコッピーのいる、みらいたうんの『浄水場(じょうすいじょう)』 へ 行ってみることにしました。
「やあ、タンピー、コッピー。さっきまちで『おすい』って書いてある マンホールを見かけたんだ。あれ、なにか知ってる?」
ウィザーが、さっそくタンピーとコッピーに しつもんします。
「もちろん、知ってるよ! 『おすい』っていうのは、ぼくたちが生活のなかでつかった しようずみの お水のことだよ」とタンピー。
つづけてコッピーが「ウィザー、ふだんつかっているお水って、どこから来て、どこへながれているか知ってる?」と聞きかえします。
「え? どこだろう……?」
首をかしげるウィザーを見て、なにやら 思いついたようすの コッピー。
「ねぇタンピー、先に海や雨のことを話さない?」
「そうだね! そのほうがわかりやすいよね!」
タンピーは えがおで うなずきます。
「ちきゅうにある たくさんのお水ってね、じつは じゅんかんしているんだよ。 たとえば、マリアンヌが大切にしている 海があるでしょう? 海からは、目に見えないくらい小さな水のつぶが 空にむかって 上がっていて、それが雲になるの。雨雲から雨がふると、雨がじめんに しみこんだり、川になったりするんだよ。それがまた 海にもどるんだ!」
「へぇ、お水って、いろんなところを ぐるぐる まわっているんだね !」
「そうなの! だから、ずーーーっとむかしから、ちきゅうにある お水のりょうって ほとんど かわっていないんだ!」
「お水の話、おもしろいな~! ねぇねぇ、じゃあ ぼくたちがつかっているお水は、このじゅんかんの中の どこからきているの?」
目をキラキラとかがやかせて お水の話を聞くウィザーを見て、なかまたちが じょじょに あつまってきました。
「あ、みんなも来てくれたんだね! ここからが 今日のほんだい だよ!」
そうノリノリで話す タンピーとコッピー。
わたしたちがつかっている お水のおおもとは どこ? おすいってなに? ここから、気になる話が どんどんとつづきます……!
***じかいへつづく***