森や海をたいせつに! 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)をまもろう!

ウィザーが森の中で、どうぶつたちと お話をしています。
「今日もみんな、元気そうだね!」
ウィザーは、こうしてお話しながら、どうぶつたちの ようすを かくにんして、みんなが あんしんして くらせるように、森を まもっているのです。

そんなある日のこと。いつものように ウィザーが どうぶつたちと お話をしていると……。
オランウータンのおやこが、あわてたようすで みらいたうんの森に かけこんできました。
「えっ!? きみたちのすんでいる森が……? それは たいへんだったね。でも、ここに来れば もうだいじょうぶだよ!」
聞けば、オランウータンたちが すんでいた森のいちぶが こわされることに なってしまったのだそう。あんぜんなばしょを もとめて、にげてきたと言います。

ウィザーとオランウータンが 話しているようすを 見聞きして あつまってきた なかまたち。
「そんな……。」と、ウェザリン。
「森は、いきものたちの 大切な おうちなのに……」と、タンピーとコッピー。
すると、ウィザーが さみしそうに 言いました。
「じつはね。すむばしょやエサがとれなくなることで地きゅう上からいなくなってしまうかもしれない”きけんしんごう”がでているどうぶつが、ちきゅう上には たくさんいるんだ……」

「わかるわ、ウィザー。海にも そういう生きものたちがいるの。わたしたちにできることを 考えましょう」
ウィザーによりそい、マリアンヌが やさしく言いました。
「うん……。そうだね!」
マリアンヌのことばを聞いて、えがおを見せるウィザー。
「まずは、森や海をだいじにする きもちをもつこと、そして、いきもののことを もっと知ることが たいせつね!」
マリアンヌも にっこりと ほほえみ返します。
「じゃあさ、森や海のいきものたちを まもりたいっていう きもちをこめて、まずはみんなで 絵をかいてみようよ!」
ウィザーのよびかけに「うんうん、いいね!」と 明るくうなずく なかまたち。さっそく、ずかんを もってきたり、森や海に いきものを 見に行ったりしながら、たいせつに、ていねいに、思いをこめて、絵をかいていきました。
そして……、絵がかんせい!
「ちきゅうが、全てのいきものにとって、あんしんして すめるばしょに なりますように!」
オランウータンの おやことともに、どうぶつたちのしあわせを 心から願う、なかまたちなのでした……☆